「積立=最強」ってどういうこと?
前回、ちょこっとお伝えした「積立は最強」という言葉。
ちょっと大げさに聞こえたかもしれませんね。
でも、実はこの言葉には、価格の変動を味方につける仕組みがあるんです。
それが「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資スタイル。
一見難しそうな名前ですが、考え方はとてもシンプル。
今回はこの方法の基本と、実際にどれくらい増えるのか、わかりやすくお伝えします。
ドルコスト平均法ってなに?
ドルコスト平均法とは、毎月・毎週など、決まった金額で定期的に金融商品を買い続ける方法。
たとえば毎月1万円を投資信託に積み立てると、価格が高い月は少ししか買えず、安い月にはたくさん買えます。
つまり、「1万円を積み立てている」というよりは、「1万円で買える口数=”量”を積み立てている」イメージ。
これって、同じ1,000円でフルーツを買うときに、季節によって買える量が変わるようなもの。
旬の時期には1,000円でたくさん買えるし、時期外れには少ししか買えませんよね。
それでも、毎月同じ金額で買い続けていれば、最終的には「安いときに多く仕入れた分」が効いてくるのです。
これにより、
が期待できます。
▼ 具体例:3ヶ月の積立イメージ
月 | 基準価額 | 購入額 | 買える口数 |
---|---|---|---|
1月 | 10,000円 | 10,000円 | 1.00口 |
2月 | 5,000円 | 10,000円 | 2.00口 |
3月 | 10,000円 | 10,000円 | 1.00口 |
合計 | — | 30,000円 | 4.00口 |
この場合、平均購入単価は7,500円。
価格が下がった時に買い続けたからこそ、1口あたりの平均購入単価が下がったんですね!
そして積立期間が長期になればなるほど、
ようになります。
たとえば、暴落で1口2,000円だった投資信託をたくさん買ったとします。
その後、価格が数年かけて4,000円、6,000円と上がっていくと、割安なときに買った分が大きな利益につながるということです。
つまり、一時的な下落は「将来の利益の種をまく」行為。
だからこそ、積立投資では
と、ポジティブにとらえることができます。
この感覚が身についてくると、相場の上げ下げに一喜一憂する必要がなくなり、感情ではなく「仕組み」で投資を続けられるマインドが育っていきます。
それでも、買い続けるためには
人類の発展を信じる「信念」も、投資には必要なのかもしれません。
たとえば暴落のとき——
そう信じられるからこそ、怖くても買い続けることができるんですよね。
実際、4月の急落時、ワタシ自身もウン十万の含み損が出ていました。
でも、
そんな想いがあるからこそ、慌てて売ることもなく、淡々と持ち続けられた。
(むしろちょっと買い増ししてしまったくらいです…笑)
短期の損得より、「時間を味方にする」
このように、ドルコスト平均法は、
という初心者にとって心強い投資手法です。
「今は高い?」「タイミングが悪い?」と悩む必要はありません。
大切なのは、早く始めて淡々と続けること。
それだけです。
まとめ
🟡 下がったときほどたくさん買える。暴落も「資産を増やすチャンス」になる
🟡 長くコツコツ続けるだけで、気づけば資産はしっかり育っている
市場の波に一喜一憂せず、未来を信じてコツコツ積み上げていく——
それが、投資を「続けられる人」「資産形成ができる人」になる第一歩です。
目の前のブレに一喜一憂せずに、ワタシたちの資産が20年後に膨れ上がってますように!
次回予告
前にも取り上げましたが、
という疑問、なかなかスッキリしませんよね。
そこで次回は、両者の特徴・メリット・デメリットをさらにシンプルに&深掘りして徹底比較します。
手数料やリスク、将来の成長性まで、気になるポイントをまるっと解説!
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