前回は、
そんな気持ちと向き合いましたよね。
でも実は、売らないという選択こそが、新NISAの最大のメリットを活かすカギなんです。
今回は、「なぜ持ち続けることがそんなに大事なのか?」を、実際の数字を見ながら解説していきます。
非課税の本当のパワー、きっと体感できるはずです!
月3万円を20年積み立てたら、どうなる?
仮に「年利5%」で運用できた場合
この約513万円の利益に対して、特定口座(課税口座)では約20.315%の税金がかかります。
👉 約104万円が税金で引かれるんです。
金額で提示されると、びっくりしませんか?
せっかく増やした利益のうち、100万円以上が手元に残らないんです。
年利7%・9%だと差はもっと大きく
実は、インデックス投資の実績として「年利7%〜9%」という高いリターンが得られた期間もあります。
少し利益を多めに見積もって、同じ「月3万円×20年」で比較してみましょう。
……どうでしょう?
税金だけで、3年〜7年分の積立金額が消えてしまう計算に。
これはもう、「非課税かどうか」で資産形成のスピードがまるで違ってくることが実感できますよね。
同じ金額、同じ期間、同じ運用でも、最終的に手元に残る額は100万円単位で変わる。
これこそが、新NISAの本当の強み——
「非課税パワー」のすごさなんです。
非課税の恩恵、最大限活かしたい!
そうなると出てくるのがコレ。笑
やっぱり、少しでも多く手元に残したいですよね。
そこで、できるだけ非課税の利益を膨らませるポイントをお伝えしますね。
長く持ち続ける(時間を味方に)
時間をかけて運用することで、「複利の力」がどんどん大きくなります。
利益が利益を生むしくみなので、長く保有すればするほど含み益がふくらみやすくなるんです。
そして、さきほど述べた通り、その増えた利益に一切税金がかからないのが新NISAのすごいところ。
たとえるなら、
雪だるまを転がしてどんどん大きくしていく
ようなもの。
最初は小さな塊でも、転がし続ければ大きな雪だるまになります。
でも…途中で割って作り直してしまったら?
つまり
なんです。
積立額は「無理のない範囲で少しずつ増やす」
同じように、利益を最大化させるためには「積立金額を増やす」アプローチも重要です。
積立金額を増やせば、そのぶん非課税で運用できる元本が増えるということ。
たとえば月1万円と3万円では、20年後に得られる非課税の利益の差額は約342万円!(年利5%で計算)
同じ期間・同じ利回りでも、積立額が違うだけで非課税で得られる利益も数百万円単位で変わるんです。
しかも、「たった毎月2万円多く積み立てるだけ」でこの差。すごくないですか?
同じ運用利回りでも、「投資に回せるお金が多いほど、利益が増える分、非課税の恩恵も大きくなる」んです。
なんて声もあるかもしれませんが、気にせずに。始めた人があとで笑うんです。
途中からでもOKなので、
✔︎ 早めに
✔︎ 積立額を増やしていく
ことが、未来の自分へのギフトになります🎁
安易に売らない(育てる感覚で)
値動きが不安になると「一旦売っちゃおうかな」と思うこともありますよね。
でも、新NISAの成長投資枠は一度売却すると、その年の枠は復活しません。
たとえば、その年の投資枠を使い切っている状態で年の途中で売ってしまったら、その年にもう一度買い直すことはできないんです。
(※翌年にはまた非課税枠は復活します)
これはつまり、本当は買い増したいタイミングがきても、指をくわえて見てるだけ……という状態に。
なんです。
だからこそ、リスクに強くなるための投資方法も、ぜひ身につけてくださいね。
また、せっかくの投資資産、売ってしまうとその時点で複利の流れが断ち切られてしまいます。
大きく育てて、まるっと非課税で受け取る方が断然お得!
焦らずコツコツ、「育てる感覚」で付き合っていくことが、非課税の力を引き出すコツなんです☃️
「非課税」って、とても大きなお金を守る力。
ワタシたち庶民にとっての100万円って、数年かけてやっと貯まる金額。
下手したら年間の生活が賄えてしまうかもしれない、本当に大きな金額です。
だからこそ「非課税」でこの金額を守れることの意味は、決して小さくありません。
新NISAは、そんな「未来のお金を守る仕組み」なんです。
なけなしのお金を投じている人にこそ、やっぱり新NISA、最強!ですね。
まとめ&次回予告
ここまで、新NISAの「非課税パワー」がどれだけ大きいか、数字と感覚の両面からお伝えしてきました。
大事なのは、

💡 余裕が出てきたら、積立額を少しずつ増やすこと
💡 安易に売らないこと(育てる感覚で)
焦らず、コツコツと「自分のペースで」続けることが、未来の安心と自由につながります。
更に「非課税すごい!」だけで終わらせないために、次回は「制度のキホン」として、これをお伝えします👇
✅ 生涯投資枠は1,800万円まで
✅ 成長投資枠とつみたて投資枠で買えるものが違う
✅ 損が出たとき、どうなる?(損益通算・繰越控除できる?)
「知ってるつもり」で抜けがちなところも、
かんたんに整理できるようにまとめてお届けします✨
☝️制度の基本をもっと知りたい方は、金融庁の「NISAを知る」ページもおすすめです。
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