【初心者向け】新NISAの基本ルールと使い方を知ってスムーズに投資デビューしよう!

【初心者向け】 新NISAの基本ルールと使い方スムーズに投資デビューしよう Uncategorized

差し棒を持つワニーサ前回は、新NISAの「非課税パワー」がどれほど資産形成に強い味方になるかを、数字を交えてお話ししました。

今回は、その次のステップ。

新NISAってそもそもどういう仕組み?
何ができて何ができないの?

という基本ルールをわかりやすく解説していきます。

これを知ることで、初心者でも迷わずスムーズに投資をスタートできるはずですよ!

新NISAの非課税期間は「無期限」って本当?

2023年末で新規買付が出来なくなった旧一般NISAや旧つみたてNISA、非課税期間が決まっていました

ところが2024年スタートの新NISAはというと…

非課税期間が無期限!!

ニコニコワニーサこれは大きな話題になり神改正!とざわつき、世間の投資ブームに火がついたんですよね🔥

期間無制限ということは、一度買った株は、売らずにそのまま持っていれば、その株で出た利益にずっと税金がかからない、ということです。

つまり、

✅ 長く持てば持つほど、複利で資産が増えやすいのに、どんなに増えても税金ゼロ
✅ 旧NISAのように、期限が来たら売却or特定口座(課税口座)への移行の必要がない

というメリットがあるんです。

ゆきだるまのイラスト雪だるま色に膨らむ複利の効果、持ち続ければ持ち続けるほど大きくなるのに、ずっと税金の心配がいらないなんて、ほんと神改正だと思いませんか?

生涯使える非課税枠は最大1,800万円

新NISAでは、生涯の非課税投資枠が合計1,800万円まで使えます。

年間の投資上限は360万円(つみたて枠・成長投資枠)だけでなく、一生で使える総額が決まっているんです。

なぜ限度額があるの??

国会議事堂のイラスト個人的には、ワタシのような庶民の味方をしよう、という政府の思惑だと思っています。

謎の陰謀論も渦巻いていますが(笑)、少子化で年金制度の維持に不安が出てきているのは事実。

まずは庶民に対して「税金がかからないメリット」を提示して

自分自身で老後資金を作ってもらおう💡(by政府)

と考えたのかなと思っています。

もちろんなるべく税収は減らしたくないから、1,800万円以上の大金を投資出来る人はちゃんと税金ヨロシク!というイメージ。

そういう意図って汲み取れば、陰謀ではなく庶民の味方に思えてきませんか?

新NISAで15年で満額を積み立てた後、25年・35年後にはどれだけ増える?

ちなみに、つみたて枠上限まで投資すると、毎月10万円を15年間で1,800万円に到達します。

つみたて投資で資産が成長するイメージ毎月10万は辛いですが、庶民でも頑張ったら不可能ではない額。
(もちろんご家庭の事情やライフステージにより大きく状況は変わります。)

満額まで頑張ったらどうなるか、個人的にも気になったので具体的な数字にして比較してみました。

15年で満額積立が終わって、その後は「積み立てストップした場合」のシミュレーションです。

📊 年利別・運用シミュレーション(元本1,800万円・15年積立)

年利 投資年数 資産総額 利益額 節税額(約20.315%)
5% 15年 約2,600万円 約800万円 約162万円
25年 約4,200万円 約2,400万円 約486万円
35年 約6,600万円 約4,800万円 約975万円
7% 15年 約3,080万円 約1,280万円 約260万円
25年 約6,050万円 約4,250万円 約863万円
35年 約11,820万円 約10,020万円 約2,036万円
9% 15年 約3,700万円 約1,900万円 約386万円
25年 約8,550万円 約6,750万円 約1,372万円
35年 約19,730万円 約17,930万円 約3,643万円

おすすめのつみたてシミュレーターはこちら

25年後や35年後には、積み立てをやめていても資産は何倍にも増えている上に利益額がすごい事に!

そしてインデックス投資の年利7%や9%は実は現実的な数字。

年利7%や9%が維持出来れば、35年後には総資産一億円を超えてきます!

15年で新規での投資積み立てをストップしているのに、凄すぎます💦

税金をカットするイラストさらに節税額がとんでもない額に。

25年後には利益ではなく、「節税額」で投資元本のような金額をゲットしていることになるんです。

年利5%で見てみても、35年後の「節税額」はほぼ1,000万!

「利益額」ではなく「節税額」ですよ?

なので、特定口座で株を既に始めている人や仮想通貨に投資している人、新NISAを優先した方が良いのに…と本当に思います。

ギャンブル的要素が新NISAには無い分、デイトレードや爆益を狙う方には響かないのも分かりますが…💦

新NISAは2つの投資枠で構成!「成長投資枠」と「つみたて投資枠」とは?

新NISAは「2つの投資枠」でできている…何が違うの?

新NISAでは、「非課税で投資できる金額」がとても大きくなりましたが、実はその中身は【2つの投資枠】に分かれています。

つみたて投資枠(年間120万円)
✅ 成長投資枠(年間240万円)

この2つの違いを理解していないと、

自分に合っていない商品を選んでしまった…
せっかくの制度を活かしきれなかった…

なんてことになりかねません。

そこでまずは、それぞれの投資枠特徴を整理しておきましょう!

投資枠 年間上限額 投資対象 特徴
つみたて投資枠 120万円 長期・分散・積立に適した投資信託のみ 初心者やリスクを抑えたい人向け
成長投資枠 240万円 個別株、ETF、投資信託など幅広い 積極的に資産を増やしたい人向け

特に、つみたて投資枠の投資対象は

✔️ 信託報酬(手数料)が低い
✔️ 長期・分散・積立投資に適した株式投資信託に限定
✔️ 運用実績や運用方針が透明
✔️ 分散投資ができる
✔️ 長期保有に適した安定性
✔️ 金融庁のお墨付き銘柄から選べる

という条件を満たしているので初心者さんには特におすすめ。

初心者マーク初心者が「余計な費用を抑え」、「リスクを最小限にしながら」、「金融庁のお墨付き銘柄に安心して投資できる」のがつみたて投資枠、というイメージ。

そして、成長投資枠の投資対象は、信託報酬や購入手数料等の基準が緩和されているため、対象商品が増えた代わりに少しリスクも増えます

個別株も買えるので、自分で銘柄を選べるくらいのレベルになったら手を出しても良いのかも、くらいで捉えておいても良いかもしれません。

もしくは初心者で貯金が有り余っている状況なのであれば、つみたて投資と同じ投資信託商品を購入して1日でも早く新NISA枠を使い切るのも◎です

「つみたて投資枠」「成長投資枠」それぞれのメリット・デメリット

✅ つみたて投資枠のメリット・デメリット

👍メリット
・月最大10万円までなので「やりすぎ投資」を防げる
・自動積立で「ほったらかし運用」ができる
・選択肢が投資信託のみなので、仕組みとして「プロが分散運用」してくれる
長期・積立・分散の王道スタイルにマッチ
・金融庁の基準を満たした「優良な投資信託」のみが対象
👎デメリット
・投資出来る対象商品が限定されている
・成長投資枠よりも毎月の投資上限額が小さい
個別株は買えない(高配当株なども買えない)

✅ 成長投資枠のメリット・デメリット

👍メリット
個別株やETFも投資対象。高配当や高成長が期待できる投資が可能
・価格が安い時にまとめて買えるなど、自由度が高い
・配当狙いや売買のタイミングなど、自分の戦略に合わせて工夫できる
👎デメリット
・投資判断が出来る基盤が必要(勉強が必要)
・自由度が高い分、リスクが大きくなる
・知らず知らずのうちに分散投資でなくなることも

💡 どっちを使えばいいの?

投資がはじめて → つみたて投資枠からスタート
経験があり、積極的に運用したい → つみたて投資枠を埋めつつ成長投資枠も活用

というように、段階的に使い分けていく」のが個人的にはおすすめです。

株って、どうしても売買のタイミングを読みたくなりがち。

神様のイラストでも上がるタイミング・下がるタイミングなんて「神のみぞ知る」領域なんです。

どんな相場になっても「淡々と積み立てる」ことこそが資産形成の近道です。

※これ、あまりに大事な考え方なので、次回じっくりお伝えしますね!

話を戻すと、

・淡々と積み立てる
・継続する
・資産を突っ込みすぎない

お金に関わるワニーサこれを実現するサポートをしてくれるのが「つみたて投資枠」。

だから初心者にはまずはここからやってほしいなと思います。

そして自分の資産配分のバランス等が考えられるようになったら、成長投資枠を併用しながらより多くの資金を投資に入れても良いかもですね。

損益通算はできない!売るタイミングには要注意

株式投資や他の課税口座では、損失が出たときに利益と相殺できる「損益通算」という制度があります。

お金が消えていくイラスト

しかし、新NISA口座では損益通算ができません
つまり、損失を出してしまうと税金の控除は受けられませんし、損失を翌年以降に繰り越すこともできません。

投資枠や損益通算についての参考記事はこちら

🔑 だからこそ、新NISAでは「焦って売らないこと」が大切。
利益が出ているものはできるだけ長く持ち続けて、複利の力を最大化させることが、非課税の恩恵を最大限に活かすポイントです。

まとめ|新NISAの基本を押さえて、安心して投資を始めよう!

今回は、新NISAの「仕組み」と「使い方の基本」についてお伝えしてきました。

ポイントをおさらいすると…

✅ 非課税期間は「無期限」!長期投資と相性抜群

売らなければずーっと非課税。
つまり、時間を味方につけた「複利の効果」を最大限に活かせます。

✅ 生涯で投資できる非課税枠は「最大1,800万円」

年間360万円まで、合計1,800万円まで使えます。
庶民の投資を応援してくれるシステムになっています。

✅ 2つの投資枠を理解して、自分に合う活用法を見つけよう

新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」で構成されています。

それぞれ投資できる対象・特徴が違うので、自分の投資スタイルや経験値にあわせて活用するのがポイント。

✔️ まずはつみたて投資枠で、王道の「長期・積立・分散投資」からスタート
✔️ 慣れてきたら、成長投資枠で個別株やETFにチャレンジするのもアリ

✅ 損益通算はできない。だから「焦って売らない」が鉄則!

新NISAで損を確定しても、税金が絡んでこないので他の利益の税金と相殺することはできません。

そのまま元本だけが減って終了!です。

そして元本が減ると言うことは「雪だるま」を削る、ということ。

資産が雪だるま式に膨らむペースが落ちるので要注意です!

次回予告|「積立は最強」って本当?暴落でも怖くなくなる理由とは?

次回は、先ほど少し触れた「淡々と積み立てることの大切さ」について深掘りします。

暴落しても焦らず、むしろ「チャンスだ」と思えるようになる

そんな「投資マインド」を数字とともにお届けします!

お楽しみに✉️

コメント

タイトルとURLをコピーしました