オルカン vs S&P500 どっちがいい?初心者向け比較&選び方ガイド【2025年最新版】

オルカンVSS&P500、結局どっち? インデックス投資
オルカンとS&P500、どっちを買えばいいの?もやもやを表したイラスト

初心者のワタシが最初に悩んだこと。

前回の記事のように、一旦、世の中には人気な商品があることは理解しました。

で。。。

人気の2つだけど、結局どっちがいいの?

悩む女性のイラストこれ、本当に最初にぶつかる壁でした。

今回は、そんな悩みに向けて、

✅オルカンとS&P500のざっくりした違い
✅過去の実績ってどうだった?
✅どんな人にどっちが向いてる?

というポイントを、初心者目線で丁寧に解説していきます。

🏁 まずはざっくり復習&比較!

オルカンとS&P500、「投資している中身」が違います。

オルカン:オールカントリー、「世界中の株式」に幅広く分散投資している商品。
S&P500:「アメリカの代表的な500社」に集中投資している商品。

つまり、
✅ 広く分散 → 安定的でリスク控えめ → オルカン
✅ アメリカ集中 → リターン高めだが値動きも大きい → S&P500

というイメージ。

比較表はこちら👇

二つの違いを表にしてみたらこんな感じ。

比較項目 オルカン(全世界) S&P500(米国)
投資先 世界中の株式 アメリカの500社
分散の広さ ◎(国も地域も幅広く) ◯(アメリカ国内で分散)
リターン傾向 安定志向 やや高リターン志向
リスク 小さめ やや大きめ
ちなみに2位は日本(5%程度)、3位はイギリス(3%程度)となっています。

📊 過去の成績を見てみよう…の前に

投資商品の成績を見る前に「大暴落の時期」知っておきましょう!

なんとなーく「投資=怖い」と感じてしまうのは、金融危機(大暴落)その後の回復具体的に知らないから

投資を始めるときに「ここを検討したかどうか」で、怖さの感じ方も大きく変わります。

最近の主な暴落3選

💻 ITバブル(2000〜2002年)
アメリカのIT企業が過熱しすぎて暴落。株価が半分〜8割も下がったと言われています。

🏦 リーマンショック(2008〜2009年)
サブプライムローン問題が引き金となり、世界中の株価が40〜60%も下落。100年に一度の金融危機。

🦠 コロナショック(2020年)
パンデミックにより世界経済がストップ。短期間で急激な暴落がありました。

💰 いよいよ成績比較!

比較、のイメージでは、それぞれの暴落を含んでいて、かつITバブルのピークだった「2000年スタート」で比較してみましょう。
月3万円を積み立てた場合、投資期間ごとのリターンは以下の通りです。

【前提条件】

✔︎ 毎月3万円(年間36万円)積み立て
✔︎ 投資開始:2000年(ITバブルのピーク)
✔︎ 投資期間:10年・15年・20年・25年
✔︎ 年平均リターンをもとに概算

【投資成績】

積立期間 積立総額 オルカン(全世界) S&P500(米国)
10年 360万円 約500万円 約570万円
15年 540万円 約870万円 約1,030万円
20年 720万円 約1,500万円 約1,800万円
25年 900万円 約1,900万円 約1,900万円

調べるイメージイラストこの結果を見ると、積立期間が10年、15年、20年の3パターンでは、S&P500のほうがリターンで勝っているんですよね。

ただ、25年という長い期間になると、オルカンもS&P500も年平均リターンはほぼ同じで、約6.9%に落ち着いています。

ただし、S&P500は値動きの波が大きくて、リスクもやや高めというところは押さえておきたいポイントです。

ちなみに、こうした結果をもとに将来の資産をシミュレーションできるツールが、
楽天証券SBI証券などで無料で使えます。
初心者でも使いやすいので、イメージを具体的にしたい方におすすめです。

🤔 結局、どっちを選べばいい?

✅ オルカンが向いてる人

どこが成長するか分からないから、世界中にまんべんなく投資したい
日本も含まれている方が安心
リスクをなるべく抑えたい

メディアとコメントのイラストついついSNSやネットの色んな情報に流されちゃいそう…そんな風に感じる方には、オルカンがおすすめ。

なぜなら、オルカンにはそういった情報でよく話題になる企業もたくさん含まれているので、一つの株に偏らずに幅広く分散できるから☝️

つまり、自分の投資方針がブレないようにしたい方にピッタリなんですね。

✅ S&P500が向いてる人

アメリカ経済の成長を信じている
リスクが増えても、少しでもリターンを大きく狙いたい
オルカンとの利益の差が惜しいと感じる

強いアメリカのイメージ「やっぱり世界の株価はアメリカが引っ張っていくと思う」

そう信じ抜ける人には、S&P500がおすすめです。

ここで「信じ抜ける」と書いたのは、長期投資が前提だから。

途中で売ってしまったら、せっかくのリターンは得られません。

💡ワタシ、結局こう選びました!

💡 資産の7割は比較的安定志向のオルカン
💡 残り3割はちょっと攻めのS&P500

その理由は…

過去25年では最終的な成績はほぼ同じでも、

✔︎ リターンはS&P500の方がほぼ勝っている
✔︎ 下落の幅はS&P500の方が大きい

不安にならない範囲で、将来のリターンもしっかり狙えるようにと考えた結果です。

更にアメリカへの期待も、この選択を後押ししています。

やっぱり、当面はアメリカが経済の中心であり続けると思っています。
今をときめく世界のトップ企業の多くがアメリカに集まっていることからも、それを実感。

さらに、アメリカには

起業やイノベーションを応援する文化
失敗しても再チャレンジできる環境
資金調達のチャンスも豊富

といった「新しい産業が育ちやすい土台」があります。

国の制度レベルから、それを邪魔せず、むしろ後押ししているように感じています。

そんな背景から、私は「リスクを取る部隊」として資産の3割をS&P500に。
少ない資金だからこそ、将来のリターンを少しでも伸ばしたい、そんな気持ちで選びました☝️

🎯 最後に大事なこと

どっちを選んでも、「間違いだった…!」なんてことにはなりません。
むしろ、しっかり積み立てを続けていれば、どちらもちゃんと育っていく資産なんです。

だからこそ大事なのは、

「自分が何を信じられるか」っていう軸を持っておくこと。

この軸があるだけで、

株が暴落してる!損を大きくしないために今すぐ売れ!
今回の暴落は今までとは違う!

なんて世の中が騒ぎ始めても、グラグラせずに落ち着いて淡々と積立投資を続けていけるようになります。

そしてそれが、将来のリターンにちゃんとつながっていくんです。

✅ まとめ

前向きに考える女性人気の2つの投資先から選ぶなら、まずは
「自分が大事にしたいことは何か?」をゆっくり考えてみましょう。

あなたが大事にしたいのは… 向いてる投資先
リスクを分散したい・無難にいきたい オルカン(全世界)
アメリカの成長に乗っかりたい S&P500(米国)

「リスクとの向き合い方」について

✔︎ そもそも「リスク」ってどういうこと?
✔︎ 自分にとって無理のない投資ってどう見つけるの?

そんな疑問に、わかりやすくお答えしていきます✨

次回もお楽しみに!

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